【インタビュー】11月6日開催 カルテット・ルーチェ ヴァイオリン・渡辺紗蘭さん
2026年10月21日
いま注目の弦楽四重奏団「カルテット・ルーチェ」が、11月6日(金)に関西初公演となるコンサートを文化芸術センター中ホール(アクア文化ホール)で行います。その第1ヴァイオリン奏者で、2026年6月のモントリオール国際音楽コンクールで第2位を受賞したことも話題となった渡辺紗蘭さんにお話を伺いました。
(こちらは情報誌aperitif Vol.61号に掲載したものと同内容です)

—モントリオール国際音楽コンクールでは素晴らしい成績でしたね。
国際コンクールのファイナルに残ったのは初めてで、「やっと最後までいけたな」という感じでした。2週間ほどのコンクール期間はずっとソワソワしていましたが、調子も良く、落ち着いて演奏できました。
—これまでの経歴や、カルテットの歩みを教えてください。
私は3歳の時にヴァイオリンを始めました。母がクラシック好きで、「ピアノとヴァイオリン、どっちをやりたい?」と聞かれて「どっちもやる」と答えたのを覚えています(笑)。
その後、東京音楽大学付属高校で同じ先生に習っていたメンバーとカルテットを組みました。東京芸術劇場でのチャリティーコンサートに出演したのが始まりです。メンバーの交代を経て今の4人になり、「サントリーホール室内楽アカデミー」に第8期フェローとして参加したことをきっかけに、活動が本格化しました。
4人それぞれソロでの活動もしていますが、大学の授業が終わってから、夜、みんなで練習室に集まって合わせをしたりと、少ない時間の中でも地道にレパートリーを増やしていき、ここ1年ほどはコンサートに年に2回ほど出演できるようになりました。
—今回のプログラムについて教えてください。
3曲とも、私たちにとっては今回をきっかけに取り組む作品です。「死と乙女」は、ヴィオラの森くんが「絶対にやりたい」と提案した曲。ヴァイオリンが難しい曲なので個人的にも大変そうだなと思ったのですが、室内楽アカデミーの2年の期間を終え、私と第2ヴァイオリンの中嶋さんが大学4年生という節目のタイミングで、挑戦しようということになりました。
とても長大な作品で、同じメロディを何度も繰り返しますが、そこにシューベルトの美しさがあるとも感じます。室内楽アカデミーの講師でもある東京クァルテットの録音も残っていて、特に同じ第1ヴァイオリンの原田幸一郎先生の演奏には圧倒されますが、そこから学びながら私たち4人にしかできない音楽をつくれたらと思っています。

—4人のメンバーには、それぞれどんな個性がありますか?
森くんと私は同じ関西出身でノリが良く、あとの2人は落ち着いた性格。音作りの時も、中嶋さんやチェロの原田くんはあまり多くを言わないのですが、「言わないだけで、きっといろいろ思っているんだろうな」と感じるので、私がうまく引き出すようにしています。
師事している原田先生からは厳しいアドバイスをいただくこともあります。でも、それも私にカルテットの中心としての役割を期待されてこそだと思うので、頑張らないと、と思っています。
—お客さまへメッセージを。
カルテットとして関西で初めてのコンサートで、私自身も豊中で演奏するのは初めてなので、とても楽しみにしています。今の私たちだからこそ出せる、4人の若さや勢いを感じていただけたらうれしいです。

2026年11月6日(金)開催
弦楽四重奏 カルテット・ルーチェ
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小学1年生~18歳以下対象の事前申込制の無料ご招待ユースシートの申込も受付中です!
(予定枚数に達し次第、受付終了。)
イベント詳細ページhttps://www.toyonaka-hall.jp/event/event-49585/