主催
【主催】
とよなかアーツプロジェクト メディアアート企画
林勇気 展
映/像

概要
関西を拠点に、映像作家として活躍する林勇気。
本展は、林の新作であり、豊中を舞台にキツネを探す行為そのものを作品とする《unseen》(2025)を起点に複数の映像作品が重層的に連環する展覧会です。
また《unseen》(2025)を実際に撮影したホールにおいて、1日限定で作品と同じ状況を観客が体験できる、朗読と映像と音楽からなるパフォーマンス作品にも取り組みます。
情報伝達の手段や技術を指し、時には媒体・媒介者とも訳される「メディア」。ふたつのものを隔て中立でありつつ、同時に両者に属してあいだを取り持つ両義的な存在といえるでしょう。光と影として対象を結び、映し出す「映像」。この映像を主な技法とし、映像史や写真史を参照しながら考察する作品群から、テーマである「中間にあるもの」、すなわち「メディア」のあり方が浮かび上がってきます。
アーティスト
林 勇気|映像作家
膨大な量の写真をコンピューターに取り込み、切り抜き重ね合わせることでアニメーションを制作。自ら撮影した写真のほか、人々から提供された写真やインタビューを素材とした制作により、デジタル・メディアやインターネットを介して行われる現代的なコミュニケーションや記憶のあり方を問い直す。 近年は他領域とのコラボレーションや、ワークショップを通しての作品制作も多数試み、映像が内包する拡張性や協働的な側面について模索している。近年の個展では、「君はいつだって世界の入り口を探していた」(クリエイティブセンター大阪/ 大阪、2022年)、「景色と映画の向こう側」(イメージフォーラム/東京、2024年)、「灯をみる」(Gallery PARC/京都、2024年)、「すべては遥か彼方に そしてその中間にあるものについての物語」(豊中市立文化芸術センター/大阪、2025年)、グループ展に「オーバーハウゼン国際短編映画祭」(オーバーハウゼン、 ドイツ2021年)、「テールズアウト」 (大阪中之島美術館/ 大阪、2022年)、「2023年コレクション展I 虚実のあわい」 (兵庫県立美術館/ 兵庫、2023年)、「特別展 境界をこえる」(徳島県立近代美術館/ 徳島、2023年)、「恵比寿映像祭 2025 Docs̶ -これはイメージです-」(東京都写真美術館/ 東京、2025年)など。
https://kanyukuyuki.tumblr.com/
関連イベント
特別展示+朗読会「unseen」
2026年2月7日(土) 15:00~16:00(14:30開場)
【会場】中ホール(アクア文化ホール)
【出演】林 勇気、吉田 凪詐、米子 匡司
【入場料】500円 ※小学生以下は無料
【定員】30名/先着順・直接会場にお越しください
対談 林 勇気×小林 公(兵庫県立美術館学芸員)×高嶋 慈(美術・舞台芸術批評)
2026年2月7日(土) 16:30~17:30(16:15開場)
【会場】中ホール(アクア文化ホール)
【定員】30名/先着順・直接会場にお越しください
入場無料
クレジット
主催:豊中市立文化芸術センター(豊中市市民ホール等指定管理者)・豊中市
協力:ORION COFFEE、Gallery PARC、島田 達也(night cruising)、米子 匡司
問い合わせ先
豊中市立文化芸術センターチケットオフィス
06-6864-5000(10:00~19:00 月曜・年末年始休館)