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豊中市所蔵作品展2025
没後25年 野村廣太郎展
なにわ百景・春夏秋冬【前期】春夏の風景

豊中市所蔵作品展2025<br>没後25年 野村廣太郎展<br>なにわ百景・春夏秋冬【前期】春夏の風景

主催

豊中市

概要

印刷業界の発展に貢献し、印刷芸術家と評された野村廣太郎。大阪船場に生まれ育ちますが、1942年頃に豊中に移り住み、2000年に96歳で亡くなりました。
その晩年、失われゆく“古き良き時代の故郷・大阪”を後世にのこしたいと思い立った野村は、かつて信濃橋洋画研究所に学び、大阪市展に3度入選した画才をいかして、明治・大正期の大阪の風景画を数多く描きました。
当時の写真をもとに、現地の古老や識者に取材を重ね、綿密な考証のうえ完成された作品は、大阪の文化を伝える貴重な記録画・風俗資料となっています。
野村の没後25年となる今年、大阪は万博開催で賑わっていますが、野村が郷土愛をこめてのこした作品で往時を振り返る時、郷愁とともに大阪の変遷をより強く感じていただけるのではないでしょうか。
本展では「なにわ百景シリーズ」より豊中市に寄贈された54点を春夏と秋冬の風景の二期に分けて展示します。またサテライト会場の魅力文化施設では、豊中を描いた作品も展示します。

作家

野村廣太郎(1904-2000)
1904(明治37) 大阪市東区に生まれる
1916(大正5) 南大江小学校卒業後、大阪石版画版塾にて石版々画・洋画を学ぶ
1924(大正13) 信濃橋洋画研究所にて洋画を学ぶ
        大阪精版印刷に入社、印刷技術者の道へ進む
1942(昭和17) 豊中に移り住む
1954(昭和29) 大阪府発明功労者として表彰される
1956(昭和31) 新日本セイハン株式会社創立 社長就任
1966(昭和41) この頃から明治・大正期の大阪の風景、風俗を描きはじめる
1978(昭和53) 大阪市立美術館にて個展を開催
         野村廣太郎 画・宮本又次 文『明治・大正 大阪百景』(保育社)出版
1979(昭和54) 大阪市立美術館に大阪百景180点を寄贈
1987(昭和62) 豊中市立中央公民館にて豊中市教育委員会主催の個展開催
1988(昭和63) 豊中市に「なにわ百景シリーズ」より54点を寄贈
2000(平成12) 曽根東町にて没す
       

関連イベント

◆ギャラリートーク
「野村廣太郎が描いた大阪の懐かしい風景」
船越幹央 大阪大学総合学術博物館 副館長
【日時】2025年8月16日(土) 11:00~12:00
【会場】豊中市立市民ギャラリー
【料金】無料
【申込】7月25日(金)より電話受付(先着20名)
    豊中市立市民ギャラリー TEL:06-6846-8621(10:00~19:00)

◆作品が立体に!?たてばんこをつくろう
【日時】8月7日(木)~8月17日(日)※月曜休館
    10:00~18:00(最終日は16:00まで)
【会場】豊中市魅力文化施設
    (豊中市本町1-1-1ティオ阪急豊中2階 阪急豊中駅南改札口を出てすぐ)
【料金】無料・申込不要

 野村廣太郎「天竺川の緑地河原(初夏)」制作年不詳

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問い合わせ先

豊中市立市民ギャラリー
06-6846-8621(10:00~19:00 月曜休館)

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開催日時
2025年8月7日(木)~8月17(日)
10:00~18:00(最終日は16:00まで)
会 場
全室
料 金
無料